2017.06.28

買い取りってそんなに安いの?売却依頼と何が違うのか検証してみよう!

不動産の売却を考えて調べてみると「買い取り」という言葉を目にしますよね。売却と買取の違いが一気にわかるようにまとめてみました!!

 

買取ってどんなシステム?

不動産を売りたい時はまず不動産会社に依頼をします。この依頼は一般的に媒介契約に基づきます。「誰か買いたい人を探してきてください」と依頼する契約です。買いたい人が見つかると売主と買主の中を取り持って契約を締結するためのサポートをしてくれます。不動産会社には仲介手数料として売買価格の約3%を支払います。

一方買い取り制度とは「買いたい人を探さずに、その不動産会社に買ってもらう」制度です。買い取られたお家はリフォームされたり、建て替えされたりして不動産会社が売主となって新たに買主を探します。買い取りの最も大きいポイントは「仲介手数料が不要」ということです。売買価格の約3%ですから物件によっては数百万円になる場合もあります。

この図のように買い取りでは購入した不動産会社がその活用方法により再販売したり所有したりします。

 

買い取り価格が低いと言われる理由

先ほどの図にあったように、買い取った不動産会社はその物件をどのように運用するか考えます。リフォームして売る、更地にして注文建築用地として売る、または自社で保有して収益物件にするなどそれは様々です。どの方法が最も利益が得られるかで選択します。取得税、固定資産税、リフォーム費用、取り壊し費用、賃貸物件とするならこれもリフォーム費等の経費や管理もかかります。これらを計算して算出した買い取り価格になるため、相場で取引されている価格より低めに提示されることが多いのですね。

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物件によっては買い取りが有利になることもある

不動産会社も事業として買い取るのですから利益計上するのは当然です。そのため売主の希望や相場よりも低い価格で買い取られる場合が一般的です。しかしそれだけを懸念して仲介による売却を選択するのであればちょっと待ってください。
売出し価格や相場の価格は決して実状価格ではありません。この辺は相場が高い、と思っていてもその価格で売れるとは限らないのです。その主な理由は

 

・同じ町内の物件でも約定価格は様々

・売主と買主の条件が一致した時が実勢約定価格

・不動産はこの世に2つとして同じものが存在しないから元々比べにくい

 

海外転勤で少しでも急いで売ってしまいたい方とゆっくり時間をかけて希望の価格で売りたい方とは売却の選択肢も違います。また同じ近隣の物件でも手頃な大きさで買い手がつきやすく大きな敷地でターゲット層が狭くなる物件よりも、スピーデイーかつ坪単価的に高く売れるということも起こり得ます。
仲介不動産の売買価格は「タイミングと物件の性質と売り主や買い主の事情によって違う」ということです。これを無視して媒介依頼してはスムーズな売却にはつながらないでしょう。

 

買い取りのメリットもよく検証してみる

少しでも高く売却したいという気持ちがあるのはみなさん同じです。しかし仲介物件の相場価格にはこのような性質があるため、希望の売値にこだわりすぎると最終的に長い間売れ残ってしまうということも珍しくありません。その見極めや決断を売却依頼する不動産会社と連携して計画だてしなくてはいけません。
一方の買い取りはそんな決戦計画は不要です。不動産会社が買い取るので早ければ1週間ほどで契約になります。今すぐ別の場所に住み替えたい、相続物件をいつまでも放置しているのが気がかり、遠方の物件だから早く売ってしまいたいなど売りたい事情や物件によっては買い取りのほうがメリットの大きいことも多々あります。高く売りたい気持ちをほんの少しだけ抑えて、売却する理由をもう一度じっくり考えてみましょう。迅速に買い取ってもらうことでかえって時間とお金の節約につながるかもしれませんね。