中古物件の価値を高めるリフォームとは?
一戸建ての耐用年数(寿命)は、30年程度とされていますが、少し短いと感じる人も多いのではないでしょうか?
少子高齢化が進めば、住宅の使用年数は以前よりも長くなっていくことが予想されています。
この為、リフォームによって家を長持ちさせる人も増えていき、今後のリフォームの有り方にも変化が起こるかもしれませんね。
この記事では、そんな今後のリフォームの有り方についてのお話です。
- 時代の変化
- リフォームの視点
- リフォームによる価値とは?
- リフォームの考え方
- まとめ
時代の変化
今後、住宅の着工件数は減少していき、中古物件の売買が活発になっていくと言われています。
住宅の耐用年数も、40年位は必要だと感じる時代になってきたと思いませんか?
今後は、長年住んできた自宅を売り、少し築年数の新しい中古物件に買い替えをする人等も出て来ると思います。
また、駅や病院等に近い便利な場所へ住み替えを行いたいと考える高齢者も増えていくでしょう。
マンションが嫌いな人にとっては、この願いを叶えるのは中古物件という事になります。
リフォームの視点
このような時代背景を踏まえると、「自分達のためのリフォーム」という考え方は、捨てた方が良い可能性が出てきます。
何故なら、売却の際に価値が上がるような視点で改築を行う必要性があるからです。
将来の移住に備えるなら、売却しやすくなるようなリフォームをするのが理想的ですよね?
自分達だけで最後まで使い切る事が確実な場合は、自分の好きなように改築を行っても良いと思います。
でも、少しでも売却の可能性がある場合には、よく考えた方が良いでしょう。
リフォームによる価値とは?
では、中古住宅の価値を上げるリフォームとは、どんなものでしょうか。
それには、中古物件が販売される際の事情を知る必要があります。中古住宅の査定には、土地価格や環境の他に、建物自体の価値も算出します。
土地については、誰からみても同じ価値です。しかし、建物については、人によって価値観が異なりますよね?例えば、白い外壁の家と、黒い外壁の家があったとします。
多くの人は白を選びそうではあるものの、中には黒が良いと言う人もいるでしょう。
このように、建物部分については、消費者の好みによって価値が変わります。ですから、査定する側としては、万人が好む家を「高く売れる家」と評価します。
つまり、購入を検討する人が多い方が売れやすいので、価値が高いという事です。
リフォームの考え方
例えば、住宅の外壁を塗り替える際、どんな風に色を決めるでしょうか?「ちょっと冒険して明るい色にする?」等と遊び心が出て来る人もいそうですよね。
でも、奇抜な色を使うことによって、その住宅の価値は大きく下がってしまうのです。何故なら、そのような外壁色を好んで買う人が少ないからです。
また、間取りの改築等についても同様です。
例えば、フローリングの床を畳に変えたとします。畳部屋の造作にはお金がかかるので、「これは価値が上がった」と思うかもしれません。
しかし、近年はフローリングが好まれる為、販売事情から考えるとマイナスポイントにもなり得ます。
畳の部屋が欲しいという人の数が減っている為、コストだけでは判断できないのです。
まとめ
中古物件のリフォームを考える際には、いかに多くの顧客をターゲットにできるかがポイントです。多くの人が好むリフォームを実施する事で、確実に物件の価値が上がるという事です。
専門家のアドバイスを聞きながら、売れやすいリフォームを目指すと良いのではないでしょうか。
中古物件を不動産業者が買い取り、売れやすいリフォームをして再販するというビジネスモデルもあります。
このような物件にご興味がある方は、HPよりお問い合わせください。