2017.08.29

空き家活用はこれ!! 3つの有力事例

活かし方が分からないまま、放置されている空き家が増え、少しずつ活用方法も広がりを見せてきました。まだ使える建物であれば、なんとか活かして収益を生み出したいところですよね?

今回は、空き家対策として有力な3つの事例についてご紹介します。 

  • 一般住宅としての賃貸活用
  • フリーな条件で差別化して活用
  • シェアハウスとしての活用

 

有力事例① 一般住宅としての賃貸活用

 空き家活用において最も有力なのは、一般住宅として貸すことですが、戸建物件の場合は社宅としての需要も見込むことができます。
また、自宅の建替え時の仮住まいとしての需要や、海外からの短期的な出張等の需要もありそうです。
しかし、このような短期貸しを嫌うオーナーが多く、短期賃貸物件はかなり不足していることが多いのです。短期貸しでも、空き家にしておくよりは良いですし、次の入居者がスムーズに決まる可能性もあります。短期貸しに抵抗が無ければ、短期貸し専門の不動産業者を見つけてみるのも一考でしょう。

 その他、地方自治体が空き家対策として設置している空き家専門の登録サイトの利用も検討してみたいところです。該当地域に空き家バンクがあれば、登録してみる価値はあるでしょう。

(サイト例:http://www.iju-join.jp/akiyabank/

 

フリーな条件で差別化して活用 

物件の立地が悪い場合の他、建物の傷み等がひどく、現状のまま貸せそうにないという場合もあると思います。リフォーム費用がネックになって放置されている場合もあるのではないでしょうか。
古屋の戸建賃貸の場合、「どんな改造やリフォームをしてもOK!」という、物件にしてみるのも一つの手段です。アトリエや作業場としての利用や、日曜大工が趣味の人等、ニッチな需要に照準を合わせてみると、意外に需要があるかもしれません。
ペットの飼育や家庭農園の実現等、一般的な賃貸物件では難しいことを許可すると、差別化になる可能性があります。原状回復義務を免除しておけば、借主が気兼ねなくリフォームにお金をかけられます。そうなれば、貸す前よりも良い状態で返却される可能性が高まるかもしれませんね。

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 シェアハウスとしての活用

 シェアハウスとは、一つの建物を複数の人で共有して借りることで、簡単に言えば「同居人がいる物件」です。知人同士で借りる場合もあれば、全く知らない人同士が同居することもあります。シェアハウスは、都心等の賃料が高い地域から波及した賃貸スタイルの為、郊外や地方ではまだまだ数が少ない形態です。
一人では高くて借りることができない便利な場所を、「割り勘」の感覚で借りることができるのが特徴で、賃料も高めに設定できる傾向があります。
プライバシーは確保しにくい環境ですが、独りの寂しさが無い事や、人との繋がりをプラス材料と考える人も増えているようです。

近年では、都市部以外でもシェアハウスに興味を持つ人が増えてきました。
しかし、シェアハウスには人間関係のトラブルも起きやすく、入退去の管理やレクリエーション等による定期的なサポートが大変だという側面もあります。
シェアハウスは、管理会社(又はオーナー)の役割が重要で、経験や実績のある管理会社があることが条件になると考えたほうが良いかもしれませんね。

 

 

まとめ

 ご紹介した3つの活用方法の他にも、企業の会議室や、地域のコミュニティーイベント等といった多目的スペースとして活用できた例もあります。
最近では、外国人向けの民宿として利用する物件も話題になっています。その場所にある隠れたニーズに注目することによって、まだまだ収益を出せる可能性があるかもしれませんね?!まずは、将来の解体費用捻出を目標に活用の検討をしてみてはいかがでしょうか。