2017.08.12

なかなか家が売れない…売れないのには理由があるのです!

家を売り出したのになかなか売れない…たまたま欲しい人が見つからないだけだろう…と思って諦めていませんか?家が売れないのには絶対的な理由があるのです。まずはその理由を知って売れる方向へもっていきましょう。

 

最初の売り出し価格が最も重要

今の時代家を売りたいと思ったときは「一括査定システム」といった便利なシステムがあります。インターネットサービスで一気に何社もの不動産会社に査定依頼ができます。大手から地元の不動産会社まで様々な不動産会社の査定をすぐに気軽に受けることができるサービスです。

とても便利なシステムでその中から一番高い査定を出す不動産会社に売却を依頼することができます。でも、ちょっと待ってください。その最初の選択肢が間違っているがために家がなかなか売れない原因にもなっているのです。

ちょっとでも高く売りたいと思う売主と、どうしても自社で媒介契約を取り付けたいと思う不動産会社の間には、「本当にその物件の適正価格」ではない価格での媒介契約が成立してしまいます。しかし高すぎる価格でなかなか買い手がつかない状態が続いていると探している側に「売れない物件」のレッテルを貼られてしまう可能性が高くなります。

「高すぎるか人気のない物件なのだな」と思われて希望物件から外れていってしまうのです。段々不安になったころで不動産会社の言われるがままに値下げをしていくと「最初の価格はなんだったんだろう」と思われるか「売り急いでいるのだな」と思われ、売れない条件のスパイラルに巻き込まれていってしまいます。

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査定価格だけを鵜呑みにしないようにする

このように一番高く査定額を出した不動産会社と媒介契約をするという人が殆どではないでしょうか。誰でも高く売りたいのですから仕方ありません。でもこの記事を読んだ方は査定価格だけを鵜呑みにしないようにして依頼する会社を選らぶようにしてください。

どの物件にもそれぞれの特徴があり近隣での相場だけでは査定額は出せません。また売主さんがいつまでに売却したいか、売り出す時期がいつなのかによっても全く最初の売り出し価格は変わってきます。さらには物件価格帯やその規模によってターゲットとなる買主の所得層も考慮しなくては融資条件に左右されてしまいます。そういった道筋を納得のいくように説明してくれる不動産会社に売却を依頼する必要があるのです。

 

実勢価格を調べて不動産会社のアプローチを確認する

広告上での価格は売出価格です。実際の約定価格ではありません。中古物件市場が活発になっている近年では売り出し価格のまま約定されるほうが稀とも言えるでしょう。実際の取引価格は国土交通省のページで確認できます。http://www.land.mlit.go.jp/webland/

そこである程度の価格を調べて、まずはご自身の売却計画をしっかりとイメージしなくてはいけません。いくらで売れるかな~という感覚だけで一括査定サービスを利用するのが最も危険な選択です。

そしてやはり地元の不動産会社が売却に強いということは否定できません。その取引実績を確認してみてください。査定の際に近隣で取り扱った取引の事例や情報を多く持つ会社の査定はとても精度があがります。また独自に分譲販売を行っている不動産会社は不動産の仕入れに強みを持っている場合がとても多いです。仲介だけではく自社販売も行っている会社であるかどうかも依頼する際にとても参考になります。

売れないのには最初の査定価格とその不動産会社のアプローチが大きく関わってきます。価格だけに問わられずスムーズな売却も考えて最良のパートナーになる仲介会社を選んでください。