2017.07.29

銀行選びはココがポイント!

 

たくさんある金融機関の中から、どの金融機関が自分に合っているのかを判断するのは難しそうに感じませんか?
そんな方でも、少し知識をつけるだけで借入先を2行に絞ることができます。
将来の借入予定がある方は、その時に備えて一読してみてくださいね。

 

 銀行の大きさで何が違うの?

 メガバンク以外はどうなの?

 借入の審査は、通りやすいところから!?

 まとめ

 

銀行の大きさで何が違うの?

 ディスカウントストアー等のように、大きな会社は大量にまとめて仕入れをすることによって低価格を実現していますよね?
それと同じで、銀行も大きいほど資金調達コストが優れている為、金利を安く提供できるというわけです。
この理屈でいくと、メガバンクの審査が通るなら一番良いということになるのですが、金利が安い金融機関ほど審査が厳しいという現実もあります。
メガバンク以外の都市銀行でも金利が低い銀行はありますが、やはりメガバンク3行(MUFG・みずほ・三井住友)に比べると、優遇幅で少し不利になることが多いです。
その他では、ネット主体で店舗での窓口業務を行わない銀行が増えてきており、魅力のある金利設定を目にするようになりました。
これら、ノンバンク系の金融機関は、店舗費用等のコストを抑えることで低金利を実現していますが、かなり長い審査期間が必要になるという欠点もあります。

 申込みを郵送で行うことが多く、書類不備や修正等にも注意が必要です。
時間的に決済日に間に合わない場合も多い為、実際には利用が困難なケースがあるのも覚えておきたいところです。

 

メガバンク以外はどうなの? 

地方銀行や信用金庫・信用組合といった規模の金融機関は、メガバンクに比べて金利が高い傾向がありますが、その代わりに審査基準の面で有利になることがあります。
勤務先のメインバンクになっている場合等も、同じように有利になる場合があります。
簡単に言えば、メガバンクの審査基準では通りにくいケースでも承認される可能性があるということです。
担当者との信頼関係も重要な為、普段から取引のある自営業者の方が利用することも多いようです。また、低金利下では、フラット35を利用する人も増えています。
フラット35は、政府系金融機関(住宅金融支援機構等)が民間金融機関と提携して取り扱っている、35年金利が固定される住宅ローンです。建物の性能によっても金利優遇率が変わってくる為、事前に確認が必要です!!

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借入の審査は、通りやすい金融機関から!?

 実は、金利が低いからといって、メガバンクから審査をすれば良いというわけでもありません!

それは、審査が通り易い金融機関から順番に打診したほうが良い事情があるからです。最初に審査した金融機関が「借入不可」という審査結果を出ると、他行も審査時にその結果(他行で不承認だったこと)を知ることができます。この為、二つ目の銀行では、「過去に断られたことがある人」という扱いになってしまうのです。
逆に、どこかの銀行で審査が通っていれば、「あの銀行が審査を通したなら安心だ」と考える可能性が高まりますから、二つ目以降の審査にも有利になります。
ですから、確実に承認が得られそうなところから当たるのが最善というわけです。金利メリットの高い銀行は、審査基準が厳格な傾向がありますから、どこかで通ってから打診すると安心ですね。 最も大きな要素としては、職業と年収と家族構成です。離職率の高い職業は信用が低く、借入の限度額が少なくなる傾向があります。
自分の職業の信用度を把握しておくことも、金融機関選びには重要なポイントとなります。問い合わせをする際には、どのような案件に有利な審査基準であるかに着眼した質問をすると良いと思います。

 

まとめ

 住宅ローンは、最も金利の低いところを選ぶのがベストではありますが、審査の基準や期間等によって選べない場合もあります。
一部上場会社や公務員の場合は、金利が最も安いところから打診して問題ありませんが、介護職・営業職等のように離職率の高い業種や、業績が不安定な業種の場合には、少し審査基準の緩い銀行から打診したほうが無難です。まずは、自分の年収や職種でも確実に通りそうな金融機関を見つけるのがコツです。住宅営業に職種と年収を伝えれば、すぐに候補を挙げてもらえると思います。審査に必要な書類や、申込書への記入等、少し煩わしい部分もあると思いますので、「確実に通りそうな銀行」と「金利の良い銀行」の2行に絞り、余裕をもって進めておきましょう。