住宅購入予定者必見! 成功するマイホーム選び ④ 物件の問い合わせ
資金計画に大凡の目途が立てば、いよいよ本格的な物件探しが開始できます。
今回は、物件の問い合わせをする際の注意点等について、プロの視点からご紹介します。
- 問い合わせは多いほど良い?
- 合わない不動産業者の断り方は?
- 住宅営業の選び方は?
問い合わせは多いほど良い?
売買中心に営業している不動産会社に問い合わせをした場合、同じエリア内で紹介される物件は殆ど同じだという事をご存知でしょうか?
つまり、どの不動産会社を選んでも紹介される物件は実はほぼ同じです。
中には、建築会社が自社販売するケースもありますが、多くの不動産会社から顧客へ紹介してもらった方が早く完売できる為、仲介業者に販売を委ねる建築主が殆どです。
このような事情から、物件の大半は不動産会社が情報を共有して販売しています。
多くの場合、初めての問い合わせは、興味のある物件を見つけた時だと思います。
いい物件を見つけたら、その物件を掲載している業者に問い合わせをするでしょう。
その後も物件を見つける度に問い合わせをしていくと、担当営業マンの数はどんどん増えて電話やメールであっても対応が大変になってしまいます。
結論としては、問い合わせをする不動産業者は2社程度で十分です。
複数のエリアで探す場合は別として、同じ地域で何社も相手にするのはあまり意味がない事なのです。
既に問い合わせて担当営業マンがいる場合は、情報誌やネット上で新しい物件を見つけた時には、まず担当営業に聞いてみましょう。大抵の場合は、すぐに資料を用意してくれるはずです。
担当営業が紹介できない物件も中にはあります。その場合に2社目の問い合わせを考えれば十分です!
合わない不動産業者の断り方は?
不動産業者に問い合わせをすると、担当営業マンが決まりますが、どうにも気が合わない・・と感じる相手もいるはずです。
自分から問い合わせをしている手前、断り困りにくく感じる方もいらっしゃると思いますが、断りはスッパリ入れましょう!決して遠慮はいりません!
営業マンも勿論、断られれば残念な気持ちは生じますが、いちいち落ち込んでもいられない仕事ですし、
お互いにとって無駄な時間を浪費しないためにも、不満があれば勇気を出して気持ちを伝えていくほうが親切なのだと考えて良いのです。
もしかしたら、改善できる事かもしれませんし、全く今後の可能性がない断られ方だとしても、次の顧客のために仕事を終了させるという決断ができるからです。
営業マンの選び方は?
住宅を購入する場合の営業の仕事を評価するポイントは人それぞれです。
住宅ローンの審査に心配がある人は、ローン知識に深い営業マンであることも重要な選別ポイントになってきます。
最初の問い合わせは、なるべく電話で行うようにすることもコツの一つです。
資料送付やメールでのやり取りよりも、直接話した方が相手の特徴が掴みやすいからです。
電話等でフィーリングの良い営業担当者を見つけたら、予算と合わせて詳しく条件等を伝えましょう。
自分達の希望を良く理解してくれるかどうかも大きな選別ポイントですから、届けられた資料の内容を見て、「どんな視点で探してくれているか」に着目するのも良いと思います。
親身になった提案だと感じる等、一定の評価ができたなら、一度物件の案内をしてもらうと良いでしょう。
直接会って色々と話せば、知識の深さや人柄もより一層見えてくるはずです。
まとめ
住まい探しにおいて、営業マンが誰になるかは想像以上に大事なことです。
営業マンの問題解決能力によって、購入者が大きなトラブルから救われることもあります。
営業マンの対応の速さで物件を逃さずに済む場合も多々あります。
物件の問い合わせは、良い営業マン=住まい探しのパートナー を見つける作業でもあると考え、取り組んでみてください。