2017.03.01

リフォーム費用、「高い」「安い」は感覚で交渉してはダメ×

フォームの広告を見て見積もりを頼んでみたら、「思ったより高い!」と感じる人がほとんどではないでしょうか。そもそもリフォーム費用の「高い」「安い」の基準っていくらなのでしょう?予算以内でなるべく思い通りにリフォームするためのポイントなどをみていきましょう。

 

無計画な発注が予算を上回ってしまう

リフォームをする時には、予算があるはずです。300万円以内、500万前後なら…など最高でもいくらまで…という金額を決めていると思います。まずはそこをきっちりと押えて、予算内にどれだけの要望が実現できる発注をするのか、がポイントになります。 

当たり前のことですが、あれもこれもと追加していくごとに、その費用は膨らんでいきます。ですから最高金額を定めて、その枠内に収まるように希望を書き出していきます。

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やりたいリフォームの内容を優先順位で書き出す

リフォームしたい場所をとにかく全部書き出します。最初は大まかな場所を書き出し、そのあと詳細をさらに書き出していきます。
「屋根、壁の塗り替え補強」、「キッチン、トイレ、浴室の取り換え」、「和室を洋室に変更」と言った具合です。その横に優先順位をつけていきます。

 1、屋根・壁の塗り替え、補強
2、キッチンは取り換えたい
3、トイレ、風呂のタイルがいやなのでなんとかしたい
3、和室を洋室に変更 

とどうしてもここは「このようにしたい!」と思う順番とその内容を細かく書き出し、順位をつけてみます。

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業者さんにリフォームしたい箇所とその優先順位を見てもらう

見積もりを依頼する業者さんにこの順位表を見てもらいましょう。予算と優先順位がはっきりしている人には、業者さんもアドバイスがしやすくなります。上の例なら屋根や壁にはある程度お金をかけても、和室は畳をクッションフロアーに変え、壁はペイントするだけにする、といった提案などです。

また、水回りの新品への取り換えはとても高くつきます。商品の購入はもちろんですが、古いものを廃棄する処分費も決して安くありません。タイル張りの浴室でもボードを張り付けたり、シングルレバーに変え、追い炊き機能を付けても丸ごとユニットバスにするよりかなり安く収まります。

 

業者さんとアイディアを共有する

古いものをそのままそっくり新しいものに取り換えると、リフォーム感がでるのは確かです。しかしいくらでも費用をかけてもいいというのでなければ、どんどん高くなってしまいます。今ではいろんなアイディアを使ったリフォームが増えています。
いろんな選択肢を提案してくれ、こちらのアイディアにも耳を傾けてくれる業者さんが見つかるまで見積もり依頼を出してみましょう。
「この見積もり高い!」と感じるのは、希望を並べただけで優先順位がついておらず、予算も漠然としているからではないでしょうか。「こんな風にしたいけどいくらですか?」という見積もり依頼ではなく、「この予算でこの優先順位でやりたい」というポジションで依頼してみてください。

リフォームのアイディアは様々です。「高いな~」と思ったまま発注してしまって後で後悔したらもったいないですね。じっくりと家族みんなでリフォーム優先順位をつけて考え出してみてください。