2016.11.11

自宅を高く売れる! ちょっとした工夫は?

不動産を売却する際に高く売れる商品にできる方法(だれでもできる工夫編)

 

様々な事情で、不動産を売却することになった場合、実はちょっとした工夫で高く売れます。不動産を査定する不動産業者も不動産を購入するのも「人間」です。自分が購入者の立場で「どうすれば喜ぶか」「どんな物件を望んでいるか」を考えてご自身の資産をなるべく高く売れるように工夫はできます。簡単にできる方法をご説明いたしますね。

 

1.第一印象でイメージアップ

2.近隣住人と立地に関する情報は喜ばれます

3.見学時間を重ねて人気物件を演出する

4.土地を売却する場合の工夫

 

 

1.「第一印象」でイメージアップ

自宅を売却する際、大体の方は、居住中に不動産業者に査定を依頼します。となると…不動産業者が内見をしてから査定金額=売却金額が決まります。少しでも査定金額を高くできるように、また、居住中に売却を開始する場合、購入希望者からも内覧を申し込まれます。いずれの場合も、第一印象は非常に大事になります。できる範囲でお金をかけずに、お部屋の印象をアップさせる方法があればやってみない手はありませんね。簡単にできるものを取り上げてみました!

 

①最も簡単で効果的な方法「照明」

モデルルームに行ったことがある方はお分かりになると思いますが、昼間であっても、すべての部屋はもちろん、玄関、廊下、バスルーム、トイレまで、すべての照明をつけて明るく演出しています。あなたの物件をご案内する際も同様に家中のすべての照明をつけて明るくすることで、物件の印象が大きく変わります。蛍光灯がチカチカしていたり、暗くなっている場合は、事前に交換しておいた方がよいでしょう。モデルルームなどのようにワット数の高く明るい電球を使うだけで、お部屋の印象がワンランクアップします。バスルームとトイレだけでも、明るい電球に変えてみてください。

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②次に重要なのが、お部屋の「匂い」です。

家には、家族が気が付かない匂いがあるものです。特にペットや喫煙者がいる家の匂いは、他人にとって非常に気になるものです。せっかく気に入った物件であっても、匂いで印象が悪くなり、購入に至らなかったケースが実際にあります。

エアコンの清掃やカーテンの洗濯などで匂いを消すことでずいぶん印象が変わります。気候のよい季節であれば、窓やサッシを開放して空気を入れ替えることも大切です。

 

③その他 etc・・

・第一印象が決まるエントランス、玄関は特にキレイに。

・マンションであれば、ポーチなどの共用部分も片付ける。

・靴は出したままにしないですべて収納する。

・見学者用の新しいスリッパを準備する。

・カーテンやブラインドは開けて明るく開放的な空間を演出する。カーテンをタッセルで止めるだけでも明るさが増します。

・水回り(キッチン、バスルーム、トイレ)は明るく清潔的に。

・トイレやバスルームは窓を開けたり、換気扇を回して、匂いと湿気を除去する。

・家具や物をできるだけ置かないでスッキリ床を広く見せる。

・売却が決まっている場合、不要なものは早めに処分する。

・花や緑をディスプレイする。

・穴が空いたふすま、破れた障子、汚れのひどい壁紙などは事前に直しておく。

・一戸建ての場合は、お庭の手入れ、外壁の汚れ落としも重要。

・バルコニー・ベランダも忘れずに清掃する。

 

いかがでしょうか。ちょっとした気遣いやマナーで、不動産業者や購入希望者に物件を見る印象が変わります。気持ちが伝わり、売却が成功することもめずらしくありません。お客様をお迎えするおもてなしの心で迎えてみてください。

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2.近隣住人と立地に関する情報は喜ばれます

中古住宅をお求めになる方は、既に入居されている環境の中にニューフェイスとして飛び込むことになるので、周りがわかる分、新築住宅よりどんな方が住んでいるのか非常に気になります。ご近所に住んでいる方がアピールポイントになることがあります。また、マンションの場合は、隣の部屋の方や、階上、階下の方の家族構成の情報も個人情報保護の範囲で提供してみましょう。

近所の商店街やスーパー、ショッピングモール等の生活のしやすさ、美味しいお店やお買い得なお店の情報、公園を含むお散歩コースなど、ここに住んでて良かった情報もとても喜ばれます。

 

3.見学時間を重ねて人気物件を演出する

人気地域の戸建やマンションの中古物件では周辺およびマンション内に同条件の売出し物件がない場合は予想以上の価格で売れることがあります。

このような物件の希少価値をさらに高めるために、内覧希望者の見学スケジュールを調整してもらい一度にたくさんの見学者を集中させると非常に効果的です!実際に自分たち以外に見学・商談中のお客様がたくさんいると「早くしないと他の人に買われてしまう」「この物件を逃すと他にない」という競争心理から、商談が好条件でまとまりやすくなります。

人気がない物件であっても、複数の内覧希望者があれば、できるだけ見学時間が重なるように設定すると、「人気物件」を演出できます。

同じ理由により、オープンハウスを行うことも非常に効果的です。オープンハウスの場合は、いつでも見られる状態ではなく、この日のこの時間だけしか見れないという「限定」した状況の方が高い確率で売却につながります。

かと言って「さくら」を使って人気物件を装うなどすれば、売れないばかりか最終的にトラブルになることもありますのでご法度です。

 

4.土地を売却する場合の工夫

ご自宅以外に、小さい土地はなるべく大きく見えるようにしてください。土地の上に何も物を置かない方がより広く見えます。土地の売り出し中をお知らせする看板を設置する場合は、通常よりも小さい看板にしてください。大きな看板を設置すると小さな土地がより小さく見えてしまいます。

長い間売買が行われていない土地は、測量が行われていない事が多く、売却後のトラブルにならないためにも、引渡しまでには、売主の費用と責任で、境界確定と測量を行う事が通例ですが、金銭的に余裕があれば、土地を売りに出す前に測量を行うことをおすすめします。事前にきちんと測量されている土地は印象がよくなります。

 

以上、そんなに難しくなくちょっと工夫することで、不動産を高く、スピーディーに売却できる可能性が高まるのです。折角の高額な資産。愛着もあるはずです。なるべく高く良く評価してもらいましょう。