マル秘! 建売住宅の値切り方!
建売住宅の安さの秘密と値引き交渉のコツ
まずは、安さの秘密を紐解いてみましょう!注文住宅と建売住宅を比べると、建売住宅の方が安く販売されていますよね。
でも、「どうしてそんなに安くできるのか」と不安に感じる人もいるのではないでしょうか。
今回は、建売住宅の安さの秘密と、値引き交渉のコツについてご紹介します。
- 建売住宅が安い理由
- 建売住宅の品質は大丈夫?
- 値引きの事情
- 値引きのコツ
- まとめ
建売住宅が安い理由
土地を安く仕入れます!
建売業者(売主)は、土地を安く仕入れる為に、日々情報を集めています。こうして集めた土地仕入案件の多くは、相続時に売られる土地です。
しかし、大きな土地の場合、取引金額が大きいので一般の人には買えません。そこで、建売業者が建売用地として安く購入するのです。
相続案件は、一般に流通している土地価格よりも安く手に入ります。この為、建売住宅になった際には、購入者も良い土地を安く買えた事になります。
建物が安く建てれます!
年間棟数が多い建築会社は、材料を大量に仕入れるので、一定のコスト削減ができるのです。
スーツで例えれば、注文住宅はオーダーメイドで、建売は量産品という事です。
建売住宅の品質は大丈夫?
量産品とはいうものの、建売住宅で建築される建物は、全て現行の建築基準法に適合した商品です。
ですから、主要構造部分の耐久性等についても何ら問題はありません。最近では、建売住宅でも長期優良住宅の認定を受けた物件等も出てきているくらいです。
販売価格を抑える為に、キッチンや電気設備等についても量産品を使用する事が多い為、安普請に見られてしまうのかもしれませんね。
建売住宅は、土地と建物のコストを下げる工夫をしているから「安く販売できる」という事なのです。
値引きの事情
全ての物件に当てはまるわけではありませんが、建売住宅の値引きには一定の傾向があります。
それは、棟数が少ない物件は、値引き額が小さいという傾向です。全く値引きが無いわけではありませんが、値引きをしにくい事情があるからです。
1~2棟だけの現場の場合、土地の仕入価格があまり安くありません。
1~2棟の広さの土地を欲しがる人は多いので、安く売る必要がないのです。
そうなると、売主は建物部分で値引き分を捻出する必要がありますよね?
棟数が多ければ、それも叶うかもしれませんが、元々の棟数が少ないので値引き幅はそれほど大きくとれないのです。
値引きのコツ
建売住宅の価格交渉は、30万円~100万円までが一般的なレンジです。
しかし、先程の例のように、値引きが難しい物件もあります。整形地や好環境の土地の場合、仕入れ価格が高い可能性がありますよね?
つまり、見た目が良い土地の上に建つ建売物件は、値引き額が小さい傾向があるという事です。
だからといって、値引きを諦める必要はありません。
多棟現場と言われるような規模の物件の場合には、それでもチャンスがあります。最後の数棟になっている場合は、比較的に値引きをしてもらいやすいからです。
大幅値引きが可能になる場合もありますから、担当者に頑張って交渉してもらいましょう!
まとめ
建売住宅の安さの秘密は、「土地仕入」と「建物のコスト削減」です。そして、必要以上に高級な設備にしない事で、安さを追求しています。
扉や床材等についても、注文住宅に比べて高級感が感じられないのはこの為なのです。価格を抑える事で、多くの人達が住宅購入を検討することができます。
高級な仕様にしたい人は、後からお金をかければいくらでもグレードアップできます。躯体についても、建築基準法に適合した建物ですから、安心して検討してください。