2018.04.16

良い土地ってどんな土地??

 

土地物件を探している人の多くは、「なかなか良い土地が見つからない」と感じているのではないでしょうか。
ハウスメーカー等でプランまで決まっているのに、「肝心の土地が無い!」という人もいると思います。
今回は、「どうして良い土地が見つからないのか」という疑問を解明していきたいと思います。

 

良い土地とは

土地物件を探す人の多くは、注文住宅でのマイホーム建築を予定していますよね。ですから、30~50坪くらいの大きさの土地を探す人が多いでしょう。
収益物件を建築するために土地を探す人もいますが、圧倒的に少ない需要です。マイホーム用の土地という視点で考えると、「日当たり」が重要視されます。
そして、土地の形は整っている方が良いはずです。ということは、良い土地とは、「マイホーム建築に手頃な、日当たりの良い整形地」ということになりますよね?では、このような土地がどうやって市場に出て来るか考えていきましょう。

 

土地の出所

元々住宅が建っていた土地は、マイホームに適したサイズになっているという事になります。要するに、中古物件で出てくる「売り家」の中には、良い土地の上に家を建てた物件があるはずですよね?しかし、まだ使える家が建っている場合が多いので、土地としては検討できないことも多いでしょう。解体費用の分だけ、予算オーバーしてしまうからです。
また、中古物件を売りに出す理由を考えた時、「良い土地だから売る」という人は少ないと思いませんか?つまり、本当に良い土地は、「死ぬまでここに住みたい」等と考えられやすいということです。そう考えると、良い土地は相続等で次の世代へ引き継がれやすいということになります。

 

相続後の土地の行方

相続した土地が「良い土地」だった場合、あなたならどうしますか?きっと以下のような事を考えると思います。

 ・自宅(又は子供の家)を建てよう

・収益物件を建てよう

・人に貸そう(駐車場や貸地)

・高く売ろう

 どうやら、良い土地を「売る」という選択肢は、最後の手段になりやすそうです。良い土地は、利用価値が高いので、「売るはもったいない」という心理が働きやすい事もあるでしょう。このような理由で、良い土地は売却されにくい事情があるのです。

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 地主の相続案件

一般の売却案件から出てこないとなると、あとは地主の相続等で出てくる大きな土地にチャンスを見出すしかありません。これは、個人では買えない額ですので、主に建売業者が購入します。
これを綺麗に区画割して、分譲地として販売するのです。多くの場合、建売住宅を建築して販売されてしまうので、土地案件にはなりにくい特徴があります。
しかし、チャンスが無いわけではありません!区画の一部を土地購入者向けに販売する業者もあるからです。少し割高に感じる価格設定である事が多いと思いますが、検討価値は高いです。
造成や整地にもお金がかかっていますから、高くなるのはしかたのないところ。それに、良い土地は希少です。
新しく生まれた良い土地を、通常よりも安く売る理由がないわけですね。将来に売却する際にも高く売れるわけですから、割高という事ではないのです。

 

まとめ

良い土地を手に入れるには、建売住宅を手掛けているビルダーとの繋がりが大事です。
建売の売主としても販売をしている不動産業者は、良い土地の情報を優先的に扱える立場になりやすいとも言えるでしょう。
このような目線で、問い合わせ先を選ぶのも、良い土地に巡り合う確率を上げるポイントになると思いますよ!?