2016.12.05

ちょっと待って その中古住宅 大丈夫??

中古住宅を探していると、掘り出し物件などを発見する場合があります。

割安の物件を見つけると急いで購入しないとすぐ売却済になってしまうかも?と焦る気持ちが起こりがちですが、

割安な物件は、それなりの理由があるので、急ぐ中で物件を見るチェックポイントと注意点をお知らせします。

 

1.気を付けたほうが良い中古住宅の売却理由!

2.十分に注意した方が良い売り出し理由は?

3.注意する理由は、どうやって調べたらよい?

 

中古住宅の売却理由で気を付けたいものは?

不動産業者が、調査はしてくれますが、予備知識として知っておいても良いものとして以下の様なものがあります。

離婚したため・・・最近では、共働き夫婦が多いので共有名義としている物件が多く、共有の場合夫婦双方の合意が必要になるので、得られているのかを事前に確認しておくようにしましょう。

相続するため・・・相続人が数人にまたがることも多いため、全員の相続人が売却に同意しているのか?を早い段階で不動産業者に確認しておくようにしましょう。

いずれも全員が合意していないと所有権の移転の際に妨げとなりますので、契約も行っているのに先に進まない・・などということがないよう。知っておいても良いですね。

 

十分に注意する売り出し理由

事故物件・・例えば、「殺人などの事件があった」「自殺者が出た」という物件です。本来であれば、不動産会社は事故物件について、真相を購入者に話さなければならない義務があるのですが、一度他の人の手に渡っている物件であれば告知義務が無くなります。例えば、殺人事件があった住宅を格安だからと、誰かが購入して生活したが、やっぱり馴染めないと売りに出している場合などは、告知義務はなくなってしまいます。

その他・・ 「騒音や悪臭」近くに飲食店などあると日中は何もなくても、夜になるとお客さんが騒いだり、調理する際の臭いが発生することもあります。「人間関係などの近隣トラブルがあった」「周りの家が地盤沈下している」「手抜き工事などの欠陥住宅」という理由も要注意です。

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注意する理由はどうやって調べる?

前項で気を付けたほうがよい理由を書きました。

不動産業者なら、こちらから申し出なくても理由の調査や、近隣の方への聞き込みなども行ってくれますが、やはり住む事になる本人と気になる点は違うと思うので、遠慮せず知りたい項目を依頼すると良いですよ。

プラスで自分で調べる方法がないのか?気になるところですね。

「騒音や悪臭」「人間関係などの近隣トラブルがあった」などの情報は近隣の方々に直接聞いてみるのも手です。住んで良い所、悪い所も教えて貰ったり、有意義な情報を得られることもありますのでおすすめです。

事故物件は事故物件検索サイト(http://www.oshimaland.co.jp/)があります。全部は掲載されていませんが多少の役には立つかも?

 

そして、理由とは異なる点もありますが、最近言われるようになっている建物自体の住宅診断(ホームインスペクション)を利用することをお勧めします。

大きな買い物をするだけに最終判断をする前のチェックとして住宅購入者にとっては必要なサービスです。

購入希望者がホームインスペクションを利用したい場合、「売主が気を悪くしないだろうか?」「不動産業者が嫌がらないだろうか?」と心配される方もいらっしゃいますが、

売主が住宅診断(ホームインスペクション)をして気を悪くするというケースはほぼ見受けられまん。むしろ協力的な方が多いので快諾を頂けます。

一方で不動産業者の場合は、会社や担当者によって対応がわかれることもあります。今では、買主が「住宅診断(ホームインスペクション)をしたい」と申し出れば、多くの会社、担当者が「わかりました。売主にお願いしてみます。」といった対応をされます。ここで強い拒否反応を示されるような担当者であれば、大事な住宅購入を任せてよい方なのか慎重に検討した方がよいでしょう。 前述したように売主が本当に断るケースはほとんどありませんので

物件見学の際に聞いてみるとか、契約の席では売主と面会しますから、その場で質問してもよいでしょう。

 

いずれにしても、大きな買い物ですから、売却理由を調べる事に遠慮しすぎる必要はありませんので、後悔のないよう納得し、損のないようにしましょう。