2018.08.20

建売住宅の購入時によくあるハプニング

建売を購入する際には、担当の営業マンが色々と注意点を説明してくれます。しかし、それでもちょっとしたハプニングが起こる事があります。
比較的によくあるハプニングについて、いくつかご紹介しておきますので、参考にしてみてください。 

  1. 住宅ローンの審査時
  2. 住宅ローンの審査期限
  3. 平日だと思っていなかった!
  4. 入居ができない!?
  5. 家具が入らない!
  6. ピアノと本棚
  7. まとめ

 住宅ローンの審査時

住宅ローンについて後回しにしていた人は、良い物件と出会った時には、急いで住宅ローンの審査を行うことになります。
この場面で、購入者自身も気付いていなかった理由で住宅ローンが使えないことが判明する事があるのです!
このようなハプニングは、早めに事前審査をしておくことによって回避できます。購入したい物件が出てきてから「買えない」と判明するのは辛いことですから、なるべく早めに動いておきましょう。

 住宅ローンの審査期限

契約後に住宅ローンの承認が得られないことが判明したら、お金が払えなくなってしまいますよね?そうなると、契約はキャンセルしなければいけません。
売主さんにも迷惑がかかってしまいます。
そこで、契約書には、住宅ローンの審査期限を記載することになっています。契約から何日以内に審査を完全に終わらせなければならないか、明記するわけです。
審査期限以内であれば、万が一ローンが通らなくても、契約は白紙解約になって手付金も戻ってきますので安心ですね。

 最短で動く設定にされることが多い為、タイトスケジュールになる事も多いです。期限を過ぎてしまうと、ペナルティがかかってきますので、気を付けましょう!

 平日だと思っていなかった!

またしても住宅ローン関連ですが、住宅ローンは、金融機関との契約なので、借入先の支店で行われるのが通常です。
ですから、当然、金融機関の平日の営業時間内に行われることになります。
土日を除くと意外に短かったり、お仕事の方は、お休みの調整もあるので、予めに担当者に伝えて早めに予定調整を行いましょう。

土日で対応してくれる金融機関もありますが、基本的には営業時間内という事に変りはありません。金融機関の営業日が自由化されるという話も出て来ていますので、将来的には心配がなくなる問題かもしれませんね。

 

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入居ができない!?

未完成物件の建売住宅を購入した場合、決済までに物件が完成しないことがあります。台風や長雨等によって工事が進まなくなり、外構工事等が残ってしまう事があるのです。
このような問題は、契約書等に記載してあるとは思いますが、想像以上に工事が遅れることがあります。
数日の遅れであればまだしも、10日以上の遅れになると心情的に「長すぎる」と感じてきますよね。
賃貸に住んでらっしゃる方は解約予告をして、退去を迫られますので、予め遅れた場合についても確認しておくと良いですよ

家具が入らない!

引渡し後にも意外なハプニングが起こる事があります。

2階にリビングがある建物や、特に、3階建の物件に多いのですが、「家具が入らない!」というハプニングが起こることがあります。
階段や窓のスペースが狭いので、冷蔵庫やソファー等、大きめの物が入らない場合があります。窓から入れられれば良いのですが、周囲の状況によっては窓から搬入できないケースがあります。
設計者も責任が持てない部分ですので、最悪の場合は諦めるしかない事もあります。
大きな家具等は、建築途中に搬入しておくか、図面から廊下や階段の幅で通るのか?事前に寸法の確認をしておく事が大事ですね。

ピアノと本棚

家の中にピアノや大きな本棚等、かなり重い物を置く場合、床を補強する必要があります。
この事を知らない人が意外に多く、ちょっとしたハプニングになることがあります。床の補強工事は、面積にもよりますが、10万円前後の費用がかかる事が多いです。
物件の完成前に依頼しておけば安くできるので、とにかく早めの検討が肝心です。担当営業も、入居後の家の中に何を入れるかまでは聞かない事が多いので、床補強については見落とされたままになることがあります。
価格交渉時にサービス対応等ができないか聞いてもらうのも一考だと思います。

まとめ

見落としがちなハプニングで驚くことの無いように、しっかり準備しておきましょう。
どれも、事前に知っていれば簡単に防げる事ばかりですよね。ご紹介した事例を思い出して、ハプニングを事前に回避しましょう!