2016.11.17

住宅購入予定者必見! 成功するマイホーム選び ⑥ 契約前の確認事項編

物件を見学して回り、これだ!と思うものが、見つかったら、いよいよ購入です。

ここでは、契約前に再度行っておきたい最終確認事項についてです。

 

  1. 資金計画と流れの再確認
  2. 一歩踏み込んだ確認事項
  3. 周辺環境の確認

 

資金計画と流れの再確認

事前審査を終え、目当ての物件価格が明確になれば、かなり正確な資金計画が可能になります。当初から予定外の部分が発生していないか、ここでもう一度確認しておくと良いと思います。

ここからは、急に慌ただしくなっていくことも多いですから、契約までのイメージを描いておくのも大切です。 

また、物件の契約に気を取られてしまいがちですが、金融機関とのローン契約についても忘れずに頭に入れておきましょう。

物件の申し込みから契約手続きまでについては、次回の記事でクローズアップしますので、そちらも確認しておいていただければと思います。

 

一歩踏み込んだ確認事項

ここでは、より詳しい確認事項について取り上げたいと思います。

境界の状況や、越境物の有無等、前回の物件の見学編でもあったように、建物以外の部分には色々と気にしておきたい事があります。

目の前に見えている部分だけではなく、その物件の土地の履歴についても気になるところではありますので、以前はどんな用途で使われていたのかを聞いておくと良いでしょう。

例えば、元工場跡地だったなら、土壌汚染や地中埋設物がなかったか確認しておきたいと思うはずです。その他にも、過去に敷地内に井戸が存在していた事や、白アリ被害があった等、この質問からは実に様々な情報が得られます。

殆どの場合、事前に知ってさえいれば問題の無い事が多いですが、後から知ると「隠されていたのでは?」等と不安になることもあると思います。

売主がきちんと問題を解決してから販売していることが多い為、特に話題に出ないままになっているかもしれません。どんな些細な事でも、知っておいて損は無いので、自分から聞いてトラブルを未然に防ぎましょう。

土地物件の場合には、土地の高低差にも注目しておくと良いと思います。道路と土地の高さが異なる場合は、建築時に土の搬入や処分費用等がかかる可能性があります。高低差は、外構工事や基礎高にも影響する為、建築費用にも関わりが深いポイントです。土地探しの場合は、これから建築をするわけですから、地盤の強弱なども建築費用に関わりが深い部分ですので、注意してください。

 

 

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周辺環境の確認

購入を検討できそうな物件は、その周辺の様子についても見ておきましょう。

特に、騒音や臭気については注意が必要です。道路や工場等、音の出る原因はたくさんありますが、感じ方には個人差があります。

電車の音は慣れているので線路が近くても平気だという人もいれば、小学校や幼稚園から聞こえる子供の声が気になるという人もいます。

臭いについては、家畜・畑・工場・飲食店等の他に、河川等から出る自然由来のものもあります。

これらは、自分自身で納得できる確認をするしかありませんから、周辺の視察は意外に大切な要素なのです。物件の周辺については、色々な時間帯の様子を見ておければ尚良いと思います。

 

まとめ

契約前に確認すべきことを怠ると、後でトラブルが起きる要因になるかもしれません。

購入を決断するために、最低限必要な部分をできるだけクリアしておくということが大切です。

物件に対して一つ一つ結論を出していく癖をつけていけば、必ず他の購入者に対して大きなアドバンテージになります。早めに確認事項を終え、決断できる状況を目指していきましょう。

 

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