住宅購入予定者必見! 成功するマイホーム選び ⑦ 購入申込みと契約手続
物件を見に行って、その日すぐになることも多いものですので、今のうちに手順等を掴んでおきましょう!
- 不動産の申し込みはスピードが命
- 申し込み時の価格交渉
- 重要事項説明の注意点
- 契約手続きの流れ
不動産の申し込みはスピードが命
購入の申込みとは、売主に書面で購入の意思を伝え、他の購入者への販売を停止させる行為ですから、契約前の確認等がしっかり進んでいないと決断することができません。
良い物件が情報公開されると、その週末にはレスポンスの良い見学者達が物件に足を運びます。この為、同じ物件に複数の申し込みが入ることは、それほど珍しいことではないのです。
良い物件である程、たくさんの人が検討する為、最後はスピード勝負となります。申込書のFAX送信時間で一番手が決まることもあるくらいです。
この時、事前審査の結果通知書を添付すれば、売主に対して確実に購入可能な顧客であることを証明でき、非常に有利な武器となります。
売主としては、後でキャンセルされる可能性が少ない方が良いと考える為、申し込みが重なった場合、事前審査が通っている人を優先するという売主もいます。
申し込み競争で勝った時には、ここまで最短で進めてきた甲斐があったと実感できることでしょう。
申し込み時の価格交渉
購入申込書には、契約予定日や購入金額を記載する必要があります。印鑑等があれば押印もしますが、印鑑が無くても記名だけで意思表示はできます。
基本的に、「私が買うので、他の人に売らないで!」という意思表示ですから、契約日を記載するのは当然のことなのです。契約日は、売主に販売を停止させる都合上、直近(数日以内)で設定する事が多いです。
契約を前提としている以上、この時点で価格交渉もしなければなりません。
購入申込書に記載する物件価格は、「私はこの金額なら必ず買います」という金額を記入することになりますので、後から交渉するものではありません。
ここで注意が必要なのは、他者と競争になった際、金額の高い方を選ばれてしまう可能性です。
あまり大きな値引きを求めると不利になることもありますから、担当営業とよく相談をして交渉を任せ、腕前を見せてもらいましょう。
重要事項説明の注意点
不動産の取引をする際、不動産業者は、顧客に対して契約前に重要事項の説明をしなければならない決まりになっています。
この為、契約日が決まると、事前に役所等で調査を行い、重要事項説明書を作成して契約の準備をします。
重要事項説明は、契約直前に行うのが一般的で、説明には通常1時間前後を要します。契約前日等にメール等で送付してもらえる状況ならば、目を通しておくと当日の理解が早く、時間短縮に繋がるはずです。
重要事項説明の内容で特によく理解しておかなければならない部分は、何かが起きた時の約束事(違反行為のペナルティ等)についてです。
違約金等のペナルティに関する事項は、「よく理解していなかった」では済まされない事ですし、実損に繋がる重要事項です。
例えば、解約することになった場合の取り決め等についてもその一つです。
「誰がいつまでにどうするとペナルティが課せられるのか」に注目して説明を聞き、わからない所があれば、必ず質問して理解するようにしてください。
又、契約書には、「特記事項」等として、個別に追加したほうが良い事項を記載できます。
例えば、「売主は、引き渡しまでに越境物を撤去すること」等、特記しておきたい個別の約束事についてです。
勿論、両者が納得した上で記載しなければなりませんので、記載希望の事項については、住宅営業担当者に相談してください。
契約当日でも対応できないわけではありませんが、記載しておきたい事を思い付いたら、早めに相談しておきましょう。
契約手続きの流れ
ここでは、契約当日の流れについて記載しておきたいと思います。
契約場所(仲介業者の事務所のことが多い)に着いたら、宅地建物取引士から重要事項説明書の説明を受けます。
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その後、説明を理解した証として、重要事項説明書に署名捺印します。※押印する印鑑は、実印ではなくても問題ありません。
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次は、契約作業に入ります。
まずは、契約書の読みあわせをし、内容について確認します。
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問題がなければ、契約書に収入印紙を貼り、署名捺印をします。
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その後、売主に手付金を渡し、領収証を受領して契約が完了です。
契約自体の所要時間としては、その他の関連書類(仲介業者との手交書類等)の記入等も含め、1時間以内で完了できる内容です。
まとめ
今回の注意点を生かし、申込時の競争を有利に進めていきましょう。
そして、契約についてもトラブル無く進めていただければと思います。