住宅購入予定者必見! 成功するマイホーム選び ⑤ 物件の見学
不動産業者に問合せしたら、いよいよ物件の見学です。今回は、物件を見学するときのポイントについてご紹介しますので、是非参考にしてください。
- 物件の見学をするまえに営業担当に事前に頼んでおきたい事
- 現地ではどこを確認すべき?
- プロに聞いておきたい注意点とは?
事前に頼んでおきたい事
物件の見学を依頼する前に、担当営業マンに聞いてみたい事について考えてみましょう。
自分で調べられることも多い時代ですが、気になる事は協力してもらうと良いでしょう。
①子供の学区域や、主要な病院、スーパーマーケットへの距離等のように、生活に密着した事項です。
②中には「近くに図書館がないと困る」「スポーツ施設(ジム・テニス場・ゴルフ練習場等)の近くがいい」趣味もライフスタイルの一部で重視したい方もいらっしゃいますよね。
③土地勘が無い地域で探す場合は、電車経路だけでなく、バス経路等も聞いておきましょう。
④物件環境によっては、過去の水害履歴や、自治会の有無といった情報も重要事項ですので、具体的に検討する場合には調べてもらいましょう。
このように、担当営業マンに知りたいことを伝えておくことで、判断材料が揃うまでの時間が早まり、購入決断のスピードが早まります。
担当営業マンも即答できるほど、何でも知っているわけではありません。細かな情報については調べなければわからない事もたくさんありますので、なるべく事前にお願いしておきましょう。
現地ではどこを確認すべき?
①まずは日当たりの確認
現地に着いたら、まずやることは日当たりの確認です。
日当たりの確認とは、簡単に言えば南側の状況を見ることです。
特に、南側に建造物がある場合、実際の日の差し込み方を見ておいてください。
洗濯物を干す時間帯に合わせて見に行くのが一番良い確認方法ですが、天気に恵まれない場合や、時間が合わない場合もあるはずです。
気になる物件は、晴れた日に再度確認しましょう。
②設備や間取りが図面と合っているかの確認
建物を見学し、検討したい物件だと感じた時は、設備や間取りに販売図面と異なる部分が無いか確認しましょう。
建築途中の軽微な変更や、設備の変更等が図面に反映されていない場合等、実際と異なる場合があるからです。
後で家に帰って検討する際に、正しい情報で検討できるようにしておきましょう。
間取りについては、実際の広さや使い勝手を想像しながら確認します。
キッチンの色やグレード感等、物件によって異なる特徴を図面に書き込んでおくと後で検討しやすくなると思います。
プロに聞いておきたい注意点は?
建物の構造や、保証について等、現地に行っただけでは分からない事はプロに聞くしかない部分ですので、気になる点については質問しておきましょう。
ここで、もう一つ大事なのは、「相場を掴んでいく」ということです。
担当営業に、「この物件は何故安いのか」といった質問をして、価格の妥当性を聞くことを忘れないようにしましょう。
実は、他にも現地で確認しておきたい事はたくさんありますが、全ての物件で細かな確認をするのは大変ですし、時間も無駄になります。
その為、ここからご紹介する事項については、真剣に検討できそうな物件だけでOKです。
本気で検討できそうだと思った物件については、一歩踏み込んだところまで見ておくべきです。そこで、建物以外の部分にも注意を向けてみましょう。
①境界状況の確認…隣接する土地との区切られ方や、目印のことです。担当営業に、「境界状況は問題ありませんか?」等と聞けば説明してくれるはずです。
②隣地からの越境物の有無…越境物というのは、隣地から物件の敷地内に入り込んでいる物のことです。都市部では、隣地建物の樋が空中で越境していることもあります。ほとんどの場合、越境物は植栽であることが多いと思いますが、事前に気付いていれば色々と対処ができますので確認しておくと良いでしょう。
③ゴミ捨て方式、ゴミステーションの位置
④電柱等の位置(車の駐車に影響がないか)
⑤近隣住人の様子等です。
まとめ
物件には、現地でしかわからない事がたくさんあります。
そして、見れば見る程、全てを兼ね備える物件は無いものだと感じるものです。
多くの物件を見ることで必ず相場が掴めてきますので、気になる物件は積極的に見ていく事が前進するコツです。
次回の【契約前の確認事項編】では、購入をしたいと思う物件に出会った時の確認事項について更に詳しく取り上げます。
将来の契約に備えて、少しでも多くの予備知識を付けておきましょう。